山形市で金を売るなら質屋かんてい局～元証券マンの鑑定士が今年の金相場を解説します！～｜貴金属｜新着情報

山形市で金を売るなら質屋かんてい局～元証券マンの鑑定士が今年の金相場を解説します！～

2020年04月25日 [貴金属]

こんにちは！質屋かんてい局山形北店です！

当店には様々な経歴を持ったスタッフがおります。
元公務員、元パソコン教室講師、元宝飾品販売員、元デザイナー、元ウェディングプランナー...

それぞれにユニークな得意分野を持っております。

本日は僕、元証券マンが損得抜きで今年の金相場を解説、予想いたします！

実は以前にも金に関するブログ記事を書いておりましたので、少し難しいですが下記の記事も読んでいただければ幸いです。

前回は金の歴史と年単位での金の価格変動と、その考えうる要因を2020年3月14までの時期で書いてみました。

今回は3月14日から4月24日までの約一ヵ月の動きを追ってみましょう。

振り返れば、予測が立てられるかもしれません。

まずは下記の画像をご覧ください。

2020年3月～4月の推移

これはちょうど3月14日～4月24日までの金価格の相場変動です。

単位は＄/toz(トロイオンス)です。1トロイオンスは約31.1gで今が為替107.4円/＄なので下記のようになります。

①1729＄=1729*107.4円=185695円

②1toz=31.1g

①、②より185695円/31.1g
=5970円/g

なお、この金のグラム円の金額はあくまで金の投資指標ですので金動向の目安としてお考え下さい。
この相場を見て「グラム5970円で換金できる！」と思う非投資家ほど損する傾向にあると僕は日ごろ感じています。

ここで大事なことは相場観...

つまり今は過去に比べてどの位置に居て、過去とはどのように背景が異なり、

現在の位置は正常なのか異常なのかの見極めをしてほしいということです。

◆金相場の下値目途

近年の南アフリカでの金の採掘コストはだいたい約1300～1400＄/tozと言われています。

つまり金相場が1400＄/tozを下回るようなら金を採掘しないほうが儲かるのですね。
金を採掘しないとどうなるか？供給が減るので需要が相対的に高まり、需給バランスが崩れます。

簡単に言うなら、1400＄/tozを割るようならすぐさま価格は上昇するだろうという予測はひとつできますね。

上記を踏まえて、振り返ってみましょう。

2月20日～3月12日頃にかけて世界的な株安となりました。

コロナウィルスにより経済が停滞し、且つ各国の経済指標が悪化したのですね。

大きく株安になり、広範の投資家へ多額の「追加証拠金」
（※信用取引や先物取引をしている人が保有有価証券の下落の際に証券会社へ支払わなければいけないお金）の支払い義務が発生しました。

投資家の多くは日ごろから分散投資として金を買っているのが常なので、当時最高値近辺まで昇っていた金を売却して、当面の支払い義務への足しにした動きが大きかったのですね。

おさらいですが、少し思い出してきましたか？

◆それではその後、どうなったか

3月14日、3月23日とアメリカで狙い通りトランプ大統領が経済救済施策（ばらまき施策等）を始めました。

その後、4月に入り世界各国もアメリカに追随する形で経済政策を実施してなんとか立て直そうとしましたね。

おかげで現在株価は大きく戻してはいませんが、それなりに持ちこたえている状態です。

◆ここからが一番大事です。

それでは今後。夏場にかけてどんなことが予想できるか？

先日、本当に2～3日前ですが『　原油　歴史的下げ幅　』なんて記事が流れたのって記憶にありますか？

原油投資のブログじゃないのでここの説明はバッサリ割愛しますが、先物取引で原油相場の価値が0どころかマイナスに沈む歴史的事件がありました。

それもそうです。

サウジ、アメリカ、ロシアのといった各産油国の思惑によって、原油が市場に過剰に供給されたことで供給過多。

世界中でコロナが流行して外出自粛、自動車も公共交通機関も普段より動かないせいで、需要減少のダブルパンチで原油の価格がおもいっきり下がるのなんて冷静に考えれば目に見えてますよね。

この動き、なかなか簡単には戻らないと思います。

また、ここで僕たちの仕事に一番大きく影響してくるのが、3月12日以降の時と似ている現象。

「先物原油取引」で損失をかなり大きく出した層がいるはずなのでその人たちの資金繰りが今後起きるタイミングがあると思います。

早ければ5月1日の大型連休前に一部現金化の動きも出てくるのではないかなと思います。

その後6月12日のメジャーSQ（一年の中で2回ある大きな投資相場の転換期）に向けてある程度金は下落していく可能性が非常に高いと思っております。

※注意※
この記事は皆様に投資商品を勧誘するものではありません。投資は自己責任原則がありますので、ご自身で判断くださるようお願いいたします。

どちらにせよ年単位でみても現在位置が異常に高い状態であることは間違いない客観的事実だと思っています。



「金を売るのがもったいない」
と、ふんぎりがつかない状態であれば、

【質入れ】して質を保険代わりに利用することをお勧めします。

詳しくは上のほうの青いバナー「金に関するおはなし」の記事内にありますのでここでのご説明は割愛いたします。

本日も長々と最後までご覧いただきありがとうございました。

もちろん僕の言うことが絶対なんてことはありえませんが、持ちうる限りの知識で皆様の一助になることができるのならば幸いです。

店頭にいらしていただければご相談にものりますよ^^

お気軽にご連絡くださいね♪